学生・卒業生の声

Students’ & Alumni’ voices

マイクロポンプの研究で医療にイノベーションを起こす!

韓 冬

Han Dong

趣味:スポーツ観戦が好きで、特にNBAバスケットボールの大ファンです。

博士課程へ進んだ動機

私は中国の中部地方で育ち、母親が重工業のエンジニアでした。母親の影響で子供の頃から機械でできた自動車の玩具など触ったり分解することが好きでした。
中国の浙江大学での修士課程では油圧機械の研究をしていました。中国の杭州で開催された学会に参加した際に、東京工業大学の横田先生の研究発表に非常に感銘を受けて、東京工業大学の博士課程への留学を決意しました。
東京工業大学には多くの学びに触れる機会があり、刺激的かつ創造的な学習環境が用意されています。研究室のメンバーと互いに刺激し合い切磋琢磨しながら意見を闘わせることで新たな視点が見えてくることもあり、研究を深めていくには最適な環境と感じています。
博士課程へ進んだ動機 写真

博士課程へ進むために準備したこと

博士課程の研究時間は長く地道な作業、実験、仮説検証が続きます。まずは自分自身の心に本当にできるかどうかを真摯に問いかけ、心の準備をしました。また中国での修士課程では教授の指導に従い研究していましたが、どちらかといえば与えられた課題に対して取り組むという受動的な姿勢でした。しかし博士課程では自ら研究テーマの課題を主体的に考察し、その課題に対しての検証・解決していく事が必要となります。自ら課題を見つけて分析し新たな発見する、自分の頭と手を使って考えるという事がとても重要です。
その過程ではロジカルシンキング・論理的思考を身に着けていく事もとても重要と感じました。

現在研究しているテーマについて

中国の浙江大学では、油圧機械の最適設計に関する研究をしていました。修士課程の際に参加した杭州での学会で、東京工業大学の横田先生が発表していたマイクロポンプに脾臓に感銘を受け、現在に至るまでマイクロポンプの応用研究をしています。
 具体的には、生化学分野や医療などへの応用を見据えたラボオンチップと呼ばれる分野の研究開発をしています。
将来的な目標は、機能性流体と呼ばれる素材やMEMSといった技術の応用で、より安価で身近な健康診断や治療キットを実現し、医療環境の不平等といった大きな課題を解決できると考えています。
現在研究しているテーマについて 写真

留学で経験したこと

東京工業大学の機械コースは中国の大学でもとても有名です。私は現在中国から日本へ留学しているのですが、日本語は主にホストファミリーから学んでいます。ホストファミリーや友人と積極的に触れ合うことで、日本語に対する不安も克服でき成長につながりました。東京工業大学の機械コースは有名な教授も多く在籍されていて研究をするにはとても刺激的な環境です。
留学 写真

将来のビジョンについて

現在、工学院機械コースの吉田・金研究室で研究しているフレキシブルマイクロポンプの研究を、よりハイパフォーマンスにし、実用可能レベルにしていきたいと考えています。さらに東工大の特任助教に任命されたため、マグネティックフィルムを用いたマイクロポンプの研究していきたいと考えています。
将来的には様々な原理で駆動するマイクロポンプを国際的な医療分野で実用可能なプロダクトにできるよう、研究開発を通して成果を出していきたいと考えています。そしてマイクロポンプの研究で人工心臓の手術や医療分野において、大きな貢献をしたいと思います。これはとても大変なことですが、実現できれば非常に有意義な事だと感じています。そのために、妥協せず研究に取り組み、日々努力しています。
マイクロポンプの研究で医療にイノベーションを起こすことが私の夢です。

これから博士を目指す学生へのメッセージ

まずは、自分がどのような人間になりたいのか、自分自身に質問をして考えてみてください。そして自分なりの目標が見えたら、その目標に向かうには何が必要か、どうしたら良いのか、何をすべきか、ロジカルシンキング・論理的思考で準備をしてください。なによりも挑戦することが成長につながると思います。
博士課程の研究は時間も労力も必要です。心身ともに健康でバランスのとれた状態を保つ必要があります。博士課程の研究を通し経験することは自分自身の成長の大きな糧となり、その後の人生の指標となると思います。
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